はい、どうも!
今日のわたくしは非常に疲れておりました。
本日、一時間ほど離れたところに電車で行くことになり、わたくしは寝不足でつかれきった体に鞭を打ち、出かけることにいたしました。
電車と言うものは、乗ってるだけですから、やはり眠気と言うものに襲われるんですねぇ。
それでですねぇ、わたくしはちょっと目を閉じ、「寝乗り」をすることに致しました。「寝乗り」と申しましても、意識はありまして、若干聞こえる車内アナウンスを聞きながら、あと少しだとか密かに思いながらの軽ーい寝乗りであります。
電車に乗り込んですぐに寝乗りを敢行したわたくし。
まだまだ遠いから平気かなぁという気持ちで余裕の寝乗りを続けております。
ただただボケーっとしているよりもかなり有効な時間を過ごしている。
完全にそう思っておりました。
途中で「今、どこかなぁ?」なぁんて思って、回りを見渡してみると、他にも寝乗りをしている人がちらほらおります。
そういった状態の中、わたくしも負けじと寝乗りを続ける。
そして、車内アナウンスにより、もう目的の駅の2つ前ということを確認。
「次の駅に着いたら寝乗りは中断しよう」そのように心に決め、改めて寝乗りに入る。もう終盤戦であります。極めつけの寝乗りであります。
普通は2つ前の駅ともなれば、やめりゃぁいいのに続けてしまったんですねぇ。
わたくし、自分の体が発する「寝乗り」コールに負け、やめときゃいいのに、目的地目前にもかかわらず、不用意にも寝乗りを改めてしてしまうという暴挙に出たわけであります。
「寝ー乗ーり!寝ー乗ーり!」
鳴り止まぬ寝乗りコール。
それに余裕の構えで答えるわたくし。もうなすがままであります。
そうして、寝乗りを続けておりますと、いつしか「寝乗りコール」が「マジ寝コール」へと変わっているではありませんか。
「マージー寝!マージー寝!」
これはいかんこの声援に答えないわけにはいかないということでわたくしは「寝乗り」から、さらなる大技「マジ寝乗り」へと移行しました。
しかも、わたくしの意志とは反して。
目的地目前での「マジ寝乗り」は非常に危険であります。
そんなこと十分承知ではあったんですが、疲れていたわたくしにはマジ寝乗りを回避することはできず、気づけば目的の駅を一時間も乗り過ごしたところに。
しかも、「マジ寝乗り」に入っていたせいで、全く気づかず、車掌さんに起こされる始末。
「終点ですよ、起きてくださーい。」
はっと気づいたわたくし。
まさに「ここはどこ?わたしは誰?」
といった感じでポカーンとしておりました。
そして、気付いた。
「マジ寝乗りをしていたのか」と。
やってしまいましたねぇ。一時間もの間、完全にマジ寝乗りですよ。
こんなに真剣に寝たのはお初でございます。
あぁ、往復で2時間のタイムロス。
こんだけありゃぁ、もっといろんなこと出来たのになぁ。
「寝乗り→マジ寝乗り」
という合わせ技一本でありました。
完全に乾杯であります。
おっと、×乾杯→○完敗であります。